
HOME > 南茅部地区の紹介
亀田半島の北岸に位置し、古くから昆布の名産地として、また北海道の大謀網漁業発祥の地として知られています。
漁獲の主力である真昆布は、白口浜昆布と言われ、献上昆布として有名であり、他に追従を許さない品質を
誇っています。
また、これらを原料とした水産加工の集積も高くなっています。
7千年前から縄文文化圏として古くから栄えた地区でもあり、朱漆りの注口土器や北海道唯一の国宝である中空土偶は世界的評価を得ています。
黒鷲岬にある碑。北海道の大謀網漁業はここから始まりました。大謀網とは定置網の一種で回遊してくる魚を定位置に仕掛けた網で漁獲する最も大型な定置網漁法です。
南茅部の前浜で採れる昆布は白口浜真昆布と呼ばれ、身が厚く、その切り口が白いことに由来します。風味ある澄んだだしが取れるため、多くの料理人に絶賛されてきました。古来、朝廷や将軍家に献納していたことから「献上昆布」とも称されています。
縄文時代中期(約5,400から4,100年前頃)を中心とした大規模な集落跡です。特筆すべきは,竪穴住居跡の規模が非常に大きく,かつ密集していることです。これまでに100軒以上の住居跡が確認されており,地中にはさらに多くの住居跡の存在が推測されます。
地元の有志によってモミの木が植えられ、南茅部の冬をイルミネーションが優しく照らしています。公民館ではクリスマスパーティーが開かれ、子供たちも大喜びです。
北海道唯一の国宝であり、現在は南茅部地区「縄文文化交流センター」で公開されており、澄み渡る空のような穏やかな表情から「茅空(かっくう)」の愛称で親しまれています。
南茅部の東端に位置する[滝の沢トンネル]と[銚子トンネル]をつなぐ覆道東口の、すぐ脇にあり、正面は海上からしか見ることができませんが、落差が大きく、圧倒的な存在感を放っています。